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アルメニアの旅1 / アルメニア十字の石拓本プロジェクト2014

長岡先生が2012年から毎年夏に行なっている5カ年計画「アルメニア十字の石拓本プロジェクト」に、今年は版画工房N組スタッフも手伝いに参加しました。ハチカル(墓碑)と言われ、ユネスコ世界文化遺産に認定されています。先生はアルメニア共和国文化庁の許可と協力を得て、この活動を自費でしています。国を越えての人類共通の文化遺産を保存、記録するためでもあり、現地の若い美術大学生にも拓本の技法を伝えています。

アルメニア人のドイツ語通訳ナイラさん、ベルリン事務局のイルムトラウトさん、ライプチッヒの大学で写真を学んでいる長岡先生の教え子であるMako、長岡先生とN組スタッフの中村、内藤の6名で2014年拓本チームが結成されました。まずは、墓碑の表面は苔などが付いているので、それを落とすのにも手間と時間がかかりました。「苔落としの道具には竹がいい」ということで、宮内周辺で育った竹棒が大活躍しました。現地の村ではお墓をきれいにしてくれる日本人がいるとの噂で評判があがっています(笑)。海抜2000mの高地にあるセヴァン湖が近くにあるので、突風などが吹き作業がとても難しく、一日2〜3モチーフがやっとです。今回も特注の丹後二俣和紙を使い、2枚ずつ拓をとっていきます。一枚はアルメニア文化庁に。もう一枚は日本に持ち帰り、近いうちに拓本展などでご披露いたしますので、ご期待ください!

N組スタッフはアルメニア滞在が人生の中でも素晴らしい経験となりました。

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