下オーストリア州のホルンという町にあるお城の中に「芸術の家(Kunsthaus)」という施設があります。私たちはコーヒーをご馳走になりながら、お話を聞くことができました。ちなみにホルンとは楽器のホルンのことらしいです......この形が町のシンボルになっています。
数人のスタッフがいらっしゃり、別室に印刷機械が整備されていて、手作りの本や冊子などの資料が自由に閲覧できるようになっていました。また音楽祭や展覧会のイベントを企画したり、アーティストの滞在型の部屋やギャラリーもあります。
N組が注目したのは、子どもたち対象のワークショップの内容でした。その内容は牛乳パックを版にして版画作品を共作するなど、N組の目指すリサイクル版画と同じような考えのもとに活動が行なわれていました。私たちの活動が世界でも通用する確信をここでも得ました。
古い手回しの印刷機を使い、アナログ印刷技術を伝えている活動は地味なように思えますが、コンピュータでデジタルばかりに慣れ親しんだ子どもたちには新鮮でしょう!
画像上:ドイツから来た子どもたちが牛乳パックの版で作った共作版画